2009年11月12日

肉球とインフルエンザの深〜い関係?

先生教えて!肉球とインフルエンザの深〜い関係?ふじもと動物病院

大流行のインフルエンザ、動物にも影響ある?

全国的に新型インフルエンザが猛威を奮っている中、「インフルエンザも怖いけど、毎日のお散歩も楽しみたい!」と意気込むアセラ編集部が、獣医の先生に動物のインフルエンザについて聞いてきました。

お散歩時には「マスク」をかけて、自宅では「消毒用アルコール」で除菌して、これで予防策は万全!と思っていませんか?
でも、これは全て飼い主=人間用の予防策のお話し。。。

愛する犬ちゃんや猫ちゃんのインフルエンザ予防は?インフルエンザに関する知識は?
今回は、「愛犬・愛猫はインフルエンザにかかるの?」という素朴な疑問を聞いてみました。

犬や猫はインフルエンザにかかるの?

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アセラ今日は、動物のインフルエンザについてお話しを聞かせて下さい。よろしくお願いします。
先生こちらこそ、よろしくお願いします。
アセラ今日は吉祥寺駅から井の頭公園を歩いて来たのですが、お散歩中の犬ちゃんた〜くさんいましたよ。
先生ちょうど井の頭公園の紅葉も見頃を迎えて、とても良い時期です。
アセラお散歩中の飼い主さんで、マスクを付けている方もちらほら見かけました。
数日前に「米で猫が初の新型インフル、人から感染?」のニュースもあって、
犬や猫にもインフルエンザが感染するんじゃないかと心配ですが、、、
先生数年前にも猫がインフルエンザに感染した例はありましたが、新型ではありませんでした。
ちなみに、犬に関しては感染した例は聞いたことはありません。(2009年11月12日時点)
実は、動物病院ですら、犬や猫のインフルエンザに関する情報が届いてきていないんです。

家庭で飼育する動物だと、イタチ科のフェレットはインフルエンザにかかる事が判明しています。
フェレットを飼っている方は専門医に聞いてみるといいでしょうね。
アセラへえ〜、フェレットだけは要注意なんですね?
先生ん〜、そうとも言い切れませんね。
今、猛威を奮っているインフルエンザが、来春には犬や猫に感染する可能性は否定できません。
ウィルスは変異を繰り返しますので、今は大丈夫でも、いずれ犬や猫にも注意が必要になるかもしれません。

今は、なかばパニック状態で、人間用のインフルエンザ検査キットですら不足しています。
この状態で、動物用に検査キットが提供されるのは、ずいぶん先だと思いますよ。
悲しいかな、日本では、まだ獣医がインフルエンザを検査する事ができない現状です。

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動物が相手でも、エチケットを守ってほしい。

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アセラそうでしたか?何か家庭で出来る予防策はありませんか?
先生人間同士の場合、風邪をひいたり咳が出たら、マスクをするのがエチケットですね。
同じ気配りを、犬ちゃんや猫ちゃんに対しても心がけてあげると良いと思いますよ。
飼い主が風邪をひいたら、犬ちゃんにうつらないように、飼い主はマスクをする。
アセラ人間同士が守るべきエチケットを、動物相手にも・・・という事ですね。
先生そうです。
大切な家族を守るためのマナーやエチケットだ思えば、納得いくでしょう?
アセラすごく納得できます。
先生あとは、過剰な接触をしないことも大事です。
風邪をひいた人に抱きつかれたら、誰だって嫌なものです。動物だって同じですよ。
アセラあの〜、そもそも、動物は風邪をひくんですか?
先生犬や猫も、しつこい咳をしたり、鼻水が出たり、風邪によく似た症状を見せることがあります。
犬の場合には『ケンネルコフ(犬の呼吸器症候群)』、猫の場合には『猫ウィルス性鼻気管炎』の恐れが考えられますので、長引く場合には、かかりつけの動物病院で診てもらって下さい。

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犬や猫がかかる伝染病の予防は?

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アセラ犬や猫にも風邪のような症状があるなら、マスクをさせたほうがいいですか?
先生犬にマスクは無理だよ(笑) 口をあけられなくて苦しいし、熱中症になっちゃいますよ。
積極的に散歩に出かけて運動させて下さいね。ただし・・・
アセラただし・・・?
先生犬や猫にはそれぞれ、特有の伝染病(ウイルス)があります。
その伝染病にかからないための一番の予防が、ワクチン接種です。
予防できる病気で愛する家族(犬や猫)を失うことがないよう、予防接種をしっかり受けさせることが大切です。
アセラ定期的に受けているワクチン接種、大事ですね。
先生うちでは、初診の場合、その子の家庭環境やアレルギー症状などをヒアリングをします。
特に致死率が高い伝染病や、気をつけたらいい病気はどれなのか?を説明します。
犬種・年齢・家庭環境によって引き起こす副作用も違いますので、獣医師と相談して決めて下さいね。
アセラよくわからずに、獣医さんから勧められたままワクチン接種しているんじゃないかな?
先生では、基本的な伝染病について、ごくごく簡単に説明しますね。

犬の代表的な伝染病猫の代表的な伝染病
★犬パルボウイルス感染症
★犬ジステンパー
☆犬パラインフルエンザウイルス感染症
☆犬伝染性喉頭気管炎
☆犬伝染性肝炎
☆犬レプトスピラ病
※★は、仔犬での致死率が高い
☆猫カリシウイルス感染症
☆猫ウイルス性鼻気管炎
★猫汎白血球減少症

※☆が主に野外猫の感染率が高い
※★が仔猫での感染率が高い


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犬は肉球から、猫は空気感染でも・・・!

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アセラ特に気をつけてほしいウイルスって、どれになりますか?
先生犬だと、特にパルボウイルス。
便の中に排泄される上に、生存期間が長〜いウイルスなんです。
アセラえ?ウンチの中に・・・
先生そうです。
お散歩中に他の犬のウンチ踏んだり、おしりをクンクンして、その犬がパルボウイルスにかかっていたら・・・
寒い時期は、野外の排泄物内のウイルスは1週間以上、場合によっては1ヶ月も生存する可能性があります。
アセラえーーー!ウンチを踏まずに散歩なんて、難しいですよ。
先生いやいや、だから「ワクチンを接種して安心して出かけましょうね。」なんです。
他の犬ちゃんに迷惑をかけないためにも、です。
アセラあ、そうでした。では猫は?
先生猫は、どのウイルスもかかりやすいですね。
外出時の猫同士のケンカや交尾、感染猫のくしゃみや咳などの空気感染でうつります。
老化やストレス、寒さでも免疫力は落ちてしまうので、この3種の予防接種はオススメしています。
アセラ犬ちゃんはお散歩帰りに、ウンチを踏んだ手足(肉球)から、家の中にウイルスを持ち帰り
猫ちゃんは、手足(肉球)からに加えて、空気感染も・・・。

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肉球のお手入れは『乾燥第一』

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先生パルボウイルスが怖いからって、お散歩帰りに毎回手足を洗うのも良くありません!
アセラ先生、帰ったら「手洗い、うがい」ですよ!
先生人間はね・・・(苦笑)
犬や猫には、体の表面に常在菌がいて、免疫力とウィルスの間でバランスを取っています。
手足を洗いすぎるとその常在菌まで洗い流す事になりますよ。
キレイにしすぎるのも、動物自体の免疫力を下げる結果になります。
アセラ散歩帰りはどうしても手足が汚れますが、その場合はどのようなお手入れが良いんですか?
先生犬や猫だけ土足で部屋に入るのも、一緒に暮らす家族としては気持ちよくありませんね?
外出帰りの手足(肉球)は、堅くしぼったタオルで拭いてあげるのが一番だと思います。
アセラお風呂場直行で、シャワーで洗うのはダメですか?
先生その場合は、手足、特に肉球周りは、しっかりと乾燥させて下さいね。
洗うことよりも、乾かすことが、肉球のお手入れでは大切なことです。
乾燥不十分だとジメジメが気になって、手足を舐めてただれてたり、皮膚病や臭いの原因になります。
アセラはい、舐めすぎはいけませんね!
先生冷風ドライヤーが一番なんですが、時間もかかるので、堅くしぼったタオルで優しく拭いてあげて下さい。
乾燥しても、まだムズムズしているようだったら、シッカロールをはたいてあげるといいでしょう。
肉球周辺の長い毛は乾燥の妨げになるので、程よい長さにカットするのもいいですね。
アセラわかりました。
肉球のお手入れには『乾燥第一』と覚えておきます!
先生犬ちゃんや猫ちゃん達にとって、飼い主様と楽しく健康に生活することが一番。
伝染病やインフルエンザも確かに怖いですが、困ったら気軽に相談できる専門医がいると安心ですよ。
アセラふじもと先生、今日はありがとうございました。

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●ふじもと動物病院

東京都三鷹市井の頭4丁目24-5-101
TEL:0422-24-0661
http://fujimoto.a-thera.jp/


ふじもと先生はこんな人!

地元の三鷹市で、2001年にふじもと動物病院を開業。小さい頃から動物好きで、「中学2年で獣医になると思っていた」と、明るく話すふじもと先生。
「わかりやすく、丁寧に・・・」の言葉通り、インタビューにも丁寧に答えていただきました。


お散歩に最適「井の頭公園」

休日には、たくさんの家族連れで賑わう井の頭公園。公園までの通りには、ドッグカフェや猫雑貨の店などが並び、愛犬とのお散歩に最適です。

ニックネーム アセラ事務局 at 20:32| 編集記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする